台湾情報メディアの作り方売り方

観光から起業、政治までのノウハウ

はじめに

日本と台湾は、極めて密接な関係にあります。日本語を理解する台湾人も多く、親日的な部分も多くあります。そして近年は台湾を訪れる日本人観光客、さまざまな民間交流の増加により、これまで以上に日本人にとって身近な場所になっています。

  

それだけに台湾の日本語情報は日本の新聞記事からNHKなどのテレビ番組、書店ではガイドブックや書籍、ネットでは情報サイト、個人ブログなどに溢れていて、10数年前の状況を知る身にとっては隔世の感があります。

  

しかしながら、その数が増えるに従い、メディアによって大きく明暗が分かれてきています。それはなぜでしょうか。ターゲット設定から、テーマの選定、情報の料理の仕方、広告戦略など、基本動作がずれているためなのです。

  

そこでどのようなメディアを作り、いかにすれば売れるのかを、現状に対する知見とともに、追求したいと思います。以下に、必要な条件を列記します。

 

  • 台湾は日本とは身近な国であるが、想像以上に日本と違いがあり、その違いを知る。
  • 同じ中華圏であるが、中国とはメディアビジネスの環境が大いに異なることを知る 。
  • 台湾の政治的リスクを理解する。

 

理解すべきことや知るべきことは数多くありますが、まず上記3点について次回から説明したいと思います。